紅葉シーズンを迎えた鹿沢に初雪が降りました。
赤いハウチワカエデと、その上に積もる白い雪の対比が鮮やかです。

鹿沢にツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)が飛来しました。

鹿沢に飛来したツマグロヒョウモン(♀)
鹿沢に飛来したツマグロヒョウモン(♀)

ツマグロヒョウモンは、アフリカやインドなど熱帯から亜熱帯にかけて多く生息するチョウです。
日本では南西諸島から東海地方にかけて分布し、1990年代まではこのチョウを関東地方で見かけることはほとんどありませんでした。

暑い夏が終わり、草むらで耳をすませていると、さまざまな虫の鳴き声が聞こえてきます。

秋に鳴く虫にはいろいろありますが、今日はそのうちのひとつ、ヤブキリ(バッタ目キリギリス科)を見てみましょう。

ヤブキリのメスは腹部から産卵管がまっすぐに伸びる
ヤブキリのメスは腹部から産卵管がまっすぐに伸びる

鹿沢インフォメーションセンターでは、7月16日に自然体験ツアー「かご登山とやまフラワーハイキング」を開催しました。

当地は昨年9月に「浅間山北麓ジオパーク」に認定されました。 これを記念し、今回のツアーでは、当ジオパークのマスコットキャラクター「あさマン」の缶バッジを参加者全員にプレゼント。ツアー中に着用してもらいました。

あさマン缶バッジ
「ぎょうざみたい」と評判のあさマン

仕事を終えて帰路につく途中、ふと道端を見ると、牛が1頭、脱柵していました。

湯の丸高原では、毎年レンゲツツジの開花に合わせて、牛の観光放牧が行われています。
急いで湯の丸高原ホテルに牛の脱柵を伝えに行きました。

「牛が1頭脱柵しているんですが」
 「場所はどのあたりですか」
「九十番観音の少し上です」
 「民宿わたらせの近くですね。わたらせの鴇沢さんに応援を頼みましょう」

湯の丸高原ホテルの従業員を現場へ案内すると、すでに鴇沢さんが到着していました。

 「車との接触事故が心配だね」
「鴇沢さん、どうしますか」
  「牧柵の有刺鉄線を切って中へ入れるしかないな」

脱柵した牛
脱柵した牛

湯の丸高原北面に、メスのニホンジカの群れが姿を現しました。

湯の丸高原に現れたニホンジカの群れ
湯の丸高原に現れたニホンジカの群れ

ニホンジカは1980年代以降から数が増え、これに伴い各地で農林業への被害や、自然の植生が大きく変わってしまうなどの影響が見られるようになりました。

霧がかかるなか、カラマツ林沿いの道を歩いていると、アカハラ(スズメ目ヒタキ科)に出会いました。

アカハラ
アカハラ

霧の日は見通しが悪いので、鳥はあまり飛ばずにじっとしていることが多く、思いがけなく近くで観察することができました。

浅間山の南西部に位置する長野県東御市は、雨が少なく日照時間が長いところです。

全国の降水量
全国の降水量(国土地理院発行 新版日本国勢地図H12)
  • 日本の平均年間降水量・・・1700mm
  • 東御市の年間降水量・・・979.6mm
全国の日照時間
全国の日照時間(1977年刊行 日本国勢地図帳)
  • 日本の平均年間日照時間・・・1850時間
  • 東御市の年間日照時間・・・2109.8時間

これは海上の湿った空気が偏西風に乗って、日本海側や北アルプスに多くの雨や雪をもたらしたあと、乾燥した空気が浅間山の南西部に流れ込むためです。

残雪の多い4月の始まりとなりました。
4月2日現在の積雪は、鹿沢で50cm、湯の丸高原で75cmです。

道路は除雪されていますが、道幅が狭くなっています。
対向車や歩行者とすれ違う際はご注意ください。

積雪の様子(湯の丸高原)
積雪の様子(湯の丸高原)

登山者から、村上山に登る猫がいるという話を聞きました。

その話によれば、

「村上山の登山道を歩いていると、前方に猫が歩いているのが見えました。
後ろからついていくと、その猫は疲れたのか、登山道の脇で立ち止まりました。
私は猫の脇を通り過ぎ、山頂を目指しました。
それからしばらく歩き、疲れたので休憩していると、後ろからさっきの猫がやってきて、私を追い越していきました」

ということです。
その猫は途中で登山道から離れて、どこかへ行ってしまうことはなかったのでしょうか。

「その猫はずっと登山道の上を歩いていました。
私たちは、抜いたり、抜かれたりしながら、一緒に村上山に登りました」

そこで、一枚の写真を見せていただきました。

村上山に登る猫
村上山に登る猫

こんにちは、鹿沢インフォメーションセンターでございます。
昨日までは落ち葉の中の鹿沢でしたが、一夜明けると銀世界になっておりました。

こんにちは、鹿沢インフォメーションセンターでございます。

いよいよ、鹿沢の紅葉が見頃を迎えました!
今年の紅葉の始まりは早かったですが、見頃は一週間ほど遅れて訪れました。

途中曇天の日々が続いたため色づきを心配しましたが、例年通り美しい色彩になりました。

キャンプ場内 ハウチワカエデ

こんにちは、鹿沢インフォメーションセンターでございます。

10月に入り季節は秋。
園地内の木々も色づいて参りました。
標高約1400mの鹿沢園地付近の紅葉の様子をお伝え致します。

園地入口のハウチワカエデ。
この木は毎年早くから色づく木で紅葉の目安にしています。
先端が赤く色づいています。

栗や柿、きのこ、新米やサンマなど、秋の味覚が食欲を誘う季節です。

「天高く馬肥ゆる秋」ということわざがありますが、 澄み渡る空の下、よく肥えた馬ならぬカマドウマ(バッタ目)が、道端に姿を現しました。

カマドウマは湿り気のある場所に好んで生息する昆虫です。
姿はコオロギに似ていますが、翅がなく、その代わりに後脚が発達していて高く跳び上がることができます。
食性は幅広く、小さな昆虫や樹液、落ち葉など、動物質、植物質、生きたもの、死んだものを問わず、なんでも食べます。

草むらに潜んでいるカマドウマを見ていると、そこにトカゲがやってきました。

カマドウマを捕食するニホントカゲ
カマドウマを捕食するニホントカゲ

こんにちは、鹿沢インフォメーションセンターでございます。
台風10号の接近に伴い園地内は晴れたり雨が降ったりの不安定な天候が続いております。
8月後半は晴れた日が少なく至る所からカビの気配が・・・
早くスカッと晴れたお日様の光に包まれたい今日この頃でございます。

しかし、この様な天気ですと期待してしまうものがあります。
『キノコ』です。
お盆も過ぎるとニョキニョキと姿を現しはじめるキノコ。
視覚にも、味覚にも、楽しめるキノコ。

キノコはカビと共に菌類という生物群にまとめられます。
私たちが目にしたり口にするキノコは子実体と呼ばれる胞子をばらまくための器官で、キノコの本体ではありません。
植物に例えると花のような場所です。
キノコの本体は地中や木材の中に広がっている菌糸体(菌の集り)であるとされています。

写真のキノコはテングタケ科『タマゴタケ』(8月25日撮影)。

タマゴタケ(テングダケ科・食)
タマゴタケ(テングダケ科・食)

西之島
西之島

いま、日本の火山はその活動を活発化させている。

2013年から溶岩の流出が数年にわたって続いた西之島。 戦後最大の犠牲者を出した2014年の御嶽山噴火。 2015年、噴火警戒レベルが最高の5となり、全島民が避難した口永良部島。
そのほか、桜島、阿蘇山、箱根山、浅間山などで火山活動が活発化、くらしに様々な影響がおよぶなか、 私たちは火山の国に生きていることを改めて思い知らされている。

ウツボグサが咲いています。

ウツボグサ
ウツボグサ

ウツボグサはシソ科の多年草で、紫色の花を密集して咲かせます。
名前は円筒形の花穂が、矢を入れる筒型の容器うつぼ【靫・空穂】に似ていることに由来します。

鹿沢インフォメーションセンターでは、6月12日に自然体験イベント「山で体験!ヨガとスイーツ」を開催しました。

例年より早い梅雨入りに心配されたお天気ですが、当日は晴れ。
参加者の皆さまの日頃の行いが感じられます。

出発前にスタッフ紹介を行なった後、ヨガ講師のアジュさんに準備体操をお願いしました。
さすが、リラックスと体ほぐしのプロだけあって、スムーズな進行と心地よい空気感が参加者の表情をほぐしていきます。

ヨガ体験を予定している場所までは山道を15分ほどです。
道すがらには緑あふれるカラマツ林の下に、好奇心をくすぐる草花がたくさん咲いています。
その都度、植物解説担当の佐藤さんが解説します。
ツマトリソウ、ギンラン、ウマノアシガタ、ギンリョウソウ、イワカガミなど、足元の可憐なお花にみんなでワイワイと観察会。
少し予定の時間をオーバーして丘の広場に到着。

見晴らしのよい芝生の丘には大きなズミの木が一本。
周囲を見渡せば湯ノ丸山、棧敷さじき山、西かご山などが見えます。

自然学習歩道「かえでの小径」で、丸い穴が並んでいるササの葉を見つけました。
どの穴もほとんど同じ大きさ・間隔で、ミシン目のように一列に並んでいます。

丸い穴が模様のように並んでいます
丸い穴が模様のように並んでいます

ヒョウモンエダシャクの幼虫
ヒョウモンエダシャクの幼虫

木々の緑は色濃く茂り、すっかり初夏の装いです。

園地のレンゲツツジは花の盛りを過ぎて、若葉が出始めました。よく見るとそこに、黄色と黒の模様がある虫がいます。ヒョウモンエダシャク(シャクガ科)という蛾の幼虫です。蛾の多くは夜行性ですが、本種は昼行性で、やや薄暗いところに生息しています。

ヒョウモンエダシャクなどシャクガ科の幼虫は、 毛虫やイモムシよりも細長い体をしていて、体を前後に伸ばしたり引きつけたりして移動します。このユーモラスな動きが、全身を使って長さを測っているように見えるので、シャクトリムシ(尺取り虫)とも呼ばれます。

こんにちは、鹿沢インフォメーションセンターでございます。

鹿沢園地内のレンゲツツジが開花いたしました。
開花時期は、昨年と同じ位ですが例年と比べると10日程早いようです。
少しづつですが季節がズレているのを感じます。

夕方の湯の丸高原にキツネ(ホンドギツネ[ネコ目イヌ科])が現れました。

湯の丸高原に現れたホンドギツネ
湯の丸高原に現れたホンドギツネ

ふさふさとした太いしっぽが目立ちますね。
見るところ、このキツネは毛並みがあまりよくありません。

ガイドウォーク中に、たまだれの滝でキセキレイ(スズメ目セキレイ科)を観察することができました。

キセキレイは渓流に好んで生息する鳥で、体長は約20cm。黄色いおなかと長い尾羽根が目印のスマートな鳥です。

獲物をくわえるキセキレイ

青空の下に咲くオオヤマザクラが鹿沢に春を告げています。
オオヤマザクラの花は赤みが強く、ベニヤマザクラとも呼ばれます。

鹿沢にも春が来ました
鹿沢にも春が来ました

枝の先端から出始めた葉も赤いですね。

出始めの葉は赤い
出始めの葉は赤い