7/5午前8時 雨 気温は14℃

昨日も今日も肌寒い雨々の一日です。

来週からは池の平湿原ハイキングツアーが予定されていますが、台風の上陸予報とか、心配ですね。

さて、レンゲツツジと言えば湯ノ丸山が有名ですよね。ところが、池の平にも咲いているんです。

レンゲツツジが美しい(池の平にて)
レンゲツツジが美しい(池の平にて)

7月初旬の池の平湿原を散策しますと、レンゲツツジ以外にも様々な花に出会えます。

ギンリョウソウ(清流の小径にて)

6/12AM8 雨 気温15℃

「今、お化けを見たよ」、かえでの小径を散策したお客様から言われました。

そうです。ギンリョウソウのことですね、別名、幽霊茸(ユウレイダケ)。

薄暗い雑木林の中で、白く透き通った異様な姿をした植物です。

ササバギンラン
ササバギンラン

ササバギンランが咲いています。
ランの仲間は雨が大好きです。

平年よりも半月ほど早く梅雨入りした鹿沢ですが、雨のなか、このササバギンランはとても生き生きとした表情をみせてくれます。

ササバギンランはギンランとよく似ていますが、ギンランよりもやや大きく、葉が花よりも高くなります。
園地に両方咲いているので、見比べてみましょう。

6/5PM2 雨 気温11.5℃

午後から草刈作業を予定していたが生憎の雨。

今日は、当園地内でひっそりと生きている野草を紹介します。

アツモリソウ
アツモリソウ

敦盛草(アツモリソウ)

「幻の中の幻の花」が当園地内でひっそりと生きていたのです。

盗掘から逃れるためやむを得ず保護された状態で。

いつの日か皆さまに安心して、公開できる日が来ることを静かに待っています。

この時期に鹿沢周辺で見られる白い花をご紹介します。

チゴユリ(ユリ科)

山地の林の中に生えます。
高さは15~20cmで、茎の先端に直径1cmほどの花を1~2個つけます。
地下茎で繁殖し、よく群生します。

ツバメオモト(ユリ科)

上信越高原国立公園指定植物

冷涼な山地の林の中に生えます。
高さは20~30cmで、茎頂に直径1cmほどの花を数個から多数つけます。
和名のツバメは鍔目、燕と諸説あります。
上信越高原国立公園の自然公園指定植物で、一般の採集は禁じられています。

ツマトリソウ(サクラソウ科)

上信越高原国立公園指定植物

亜高山の草地や林縁に生える高さ10cmほどの小さな多年草です。
7枚ある花弁の先端はしばしば淡紅色に縁取られます。
褄取り(つまとり)とは縁取りのことです。場所により縁取りのないものもあります。
鹿沢周辺では縁取りのない花がほとんどを占めています。

(F)

チゴユリ
チゴユリ
ツバメオモト
ツバメオモト
ツマトリソウ
ツマトリソウ
人になれたキツネ
人になれたキツネ

 湯の丸高原地蔵峠付近の路上で子ギツネを見かけました。 近くに寄ってみたところ、こちらに顔を向けたまま逃げようとしません。 観光道路にはしばしば、このような人になれたキツネが現れます。

野生動物は本来、人間に対して警戒心を持っています。 そのため、野生動物と人間の間には一定の距離が保たれています。 ところが、なんらかの原因でこの距離のバランスが崩れてしまうと、そこに様々な問題が起こります。

オオカメノキ
オオカメノキ

清流の小径に、オオカメノキ(スイカズラ科)の花が咲きました。名前は葉の形が亀のこうらに似ていることにちなみます。白い花のように見えるものは装飾花と呼ばれるもので、中心に集まっているのが実をつける花です。

花全体の形はガクアジサイと似ていますが、装飾花の目立つ花被片の数を見ると、ガクアジサイがほぼ4枚(がく片)であるのに対し、オオカメノキは5枚(花弁)で、根本まで分かれていません。

装飾花は地味な花を目立たせる役割があると考えられています。

オレンジ色の喉が特徴のキビタキ
オレンジ色の喉が特徴のキビタキ

春の鹿沢にキビタキ(スズメ目ヒタキ科)がやってきました。

キビタキはスズメほどの大きさで、冬は南の暖かいところで過ごし、5月ごろ日本の山地に渡ってくる夏鳥です。

キビタキのオスの喉は南国の果物を思わせる鮮やかなオレンジ色をしています。 また、よく見ると、オレンジ色の眉毛みたいなもの(眉斑びはん)もあります。 エキゾチックな感じのする、とても色鮮やかな鳥です。

朝の散歩会

4/19 午前9時 晴れ 6度

寒い中でしたが10人の方々が参加してくださいました。

案内人は、愛称ステさん。当センターのアイドル的存在です。

鹿沢園地周辺もフキノトウなどが顔を出し始めました~。

ようやく春の訪れ感じさせる福寿草やザゼンソウも咲き、なんだか嬉しくなります。

皆様も鹿沢園地へ足を運んでみませんか。

(T)

鹿沢温泉
鹿沢温泉

上信越高原国立公園には、草津温泉・万座温泉・四万温泉など、たくさんの温泉があります。そしてここ、鹿沢にも温泉があります。

鹿沢温泉の泉質は、マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)です。温泉分析書には、無色透明と書かれていますが、温泉が空気に触れてしばらくたつと、やや白く濁って見えることがあります。また、温泉の湯口や湯船には白からやや褐色を帯びた付着物がみられます。

根開き
根開き

冬が終わりに近づく頃、雑木林の中を歩いていると、木の根本だけ雪が融けて丸く穴が開いたようになっている様子を見かけます。 この現象は「根開き」とか「根回り穴」などと呼ばれています。

なぜ、木の周りにはこんな穴ができるのでしょうか? 木が春の訪れを感じて盛んに水を吸い上げるからでしょうか? どうやらそうではありません。この穴は枯れている木にもできるからです。

霧に冬木立が溶け込んでいます
霧に冬木立が溶け込んでいます

関東甲信地方に記録的な豪雪をもたらした2月15日から半月が過ぎました。 この一週間、鹿沢では温かい陽気が続いていて、雪解けがだいぶ進みました。

そのようななか、今シーズン最後となるスノーシューハイキングを実施しました。 豪雪でできた60cmの固い根雪の上に、新雪が10cm積もっているというコンディションのなか、参加者とともに村上山(1746m)を目指します。

野ウサギの足あと
野ウサギの足あと

湯尻川沿いをスノーシューを履いて歩いてみました。

よく晴れた鹿沢の昼下がり。 落葉して明るくなった森の中は風もなく穏やかです。 そして、目の前に広がるのは…… まだ誰も踏んでいない新雪!

照り返す雪のまぶしさに目を細めながら、その上にせっせと自分の足跡をつけていると、突然、不思議な景色が目に飛び込んできました。

インフォメーションセンター前にあるヤドリギ
センターの前にあるヤドリギ
インフォメーションセンターの入口にあるミズナラの枝にヤドリギがくっついています。 名前の通り、木に宿って育つ植物です。

ヤドリギは形の整った丸い茂みを作り、冬になるとそれが遠目にもよく目立つようになります。 年が明けると、門松などの松飾りをあちこちで目にしますが、西洋では冬にヤドリギを飾る習慣があります。

西洋の人たちにとって、このヤドリギはおめでたい植物で、玄関に飾ると恋が実る、首から下げると病気が治る、という言い伝えがあります。

ヤドリギは日本各地に広く分布する半寄生性の植物で、エノキ・ブナ・ミズナラ・クリなどの木に着生して育ちます。 果実は秋に黄色く熟し、キレンジャクやヒレンジャクが好んで食べに来ます。 種はねばねばしたものに包まれていて、果実を食べた鳥が木の上で糞をすると、種が木にくっつく仕組みになっています。

カラマツの黄葉
カラマツの黄葉

カラマツが見事な黄葉を見せています。 細い針状の葉が、陽を浴びて輝きながら舞い散るさまも美しく、秋の終わりを感じさせます。

春に桜吹雪あらば、秋に黄金吹雪あり──

園地を訪れた方から、そんな言葉を教わりました。 黄金吹雪舞う晩秋の鹿沢は、静かなときを過ごすのに最適な場所です。

紅葉の様子
紅葉の様子

秋晴れの高く澄んだ青空に、色づく木々の葉が映える季節になりました。 なかでも、真っ赤に色づくもみじの葉の鮮やかさは、これまで多くの人たちのこころをとらえてきました。 もみじは、古くは平安時代から歌に詠まれ、童謡・唱歌としても親しまれています。絵画や写真の題材にもよく取り上げられますし、もみじを型どったお菓子もありますね。

タマゴタケ[食]
タマゴタケ[食]

園地のあちこちにきのこが顔を出しています。

鮮やかな赤い色をしたきのこはタマゴタケ(テングタケ科)です。傘には条線があり、ひだと柄は黄色をしています。毒きのこのベニデングダケと似ていますが、食べられます。 とはいえ、テングタケ科のきのこは毒を持つものが多いので、食用に際しては十分な注意が必要です。

やぶに覆われている湯の丸高原の様子
やぶに覆われている湯の丸高原の様子

9月13、14日に、今年2回目となる、湯の丸レンゲツツジ群落保護増殖ボランティア活動が行われました。 この活動は、住民・ボランティア・関係団体・行政などが一体となって、湯の丸レンゲツツジ群落の保全に取り組むことにより、環境教育の機会の整備・普及を目指すものです。

レンゲツツジ群落がある湯の丸高原周辺は、もともとは火山性の地質・地形の影響で木が生えにくいところだったようです。こうした立地を生かして、1904(明治37)年から牛馬が放牧されるようになりました。

エゾリンドウ
エゾリンドウ

秋の高原に、エゾリンドウの青い花が鮮やかです。

エゾリンドウは近畿以北に分布し、日当たりがよく、やや湿ったところに生えていて、濃い青紫色の花を咲かせます。花は晴れて気温が上がる日中に開き、夕方になると閉じます。

リンドウは秋を代表する花で、多くの花が咲き終わった頃に花を咲かせます。花は野趣と美しさに富み、古くから多くの日本人に親しまれてきました。リンドウは、ここ鹿沢が位置する嬬恋村の村花にもなっています。

ガマの穂
ガマの穂

小さな湿原にあるガマから穂が出てきました。

ガマは水辺に群落を作る大型の多年草で、高さは1.5mから2mになります。 種の入った穂は、まるでソーセージのような形をしています。 穂が風に揺れてなにかにぶつかると、中から綿毛のついた種がモコモコと湧き出すように出てきます。 一つの穂に入っている種の数はおよそ35万個ほどで、出てきた種は風に乗って飛んでいきます。

ヌスビトハギの実
ヌスビトハギの実

花の盛りは過ぎて、園地には実をつけている植物が目立つようになってきました。 そのうちのひとつに、ヌスビトハギがあります。

ヌスビトハギの実は写真のような形をしています。 この実の形が、抜き足差し足で忍び込む泥棒の足あとに似ていることからこの名がつきました。

園地の来訪者にこの実を見てもらうと、いろいろな反応が返ってきます。 なかには「メガネハギ」とか「エダマメハギ」と呼ぶ人もいます。 みなさんにはどんなふうに見えるでしょうか?

藍の葉のジュースを作ります
藍の葉のジュースを作ります

鹿沢園地サマーウィーク期間中の8月7日に、嬬恋産の藍の生葉を使った草木染めを行いました。 染めたい布を藍の染色液に10分ほど浸したあと、広げて日光で乾かせばできあがりです。

染めたばかりの時は緑色をしていますが、次第に青くなっていきます。 染める前に布を糸などで所どころしばっておくと、その部分は薄い色になり、模様をつけることができます。参加者は星形やハートマークなど、思い思いの模様作りを楽しんでいました。

せんべい平の標識
標識には「アサギマダラの里」の文字が

長い距離を移動することで知られる蝶アサギマダラの観察会が、さる8月3日に小桟敷山(こさじきやま:1,852m)とその周辺で行われ、総勢14名が参加しました。 小桟敷山の途中にあるせんべい平では、多くのアサギマダラを観察することができました。

朝、センターの入口の前で一羽の鳥が横たわっていました。 太くて黄色いくちばし。 黒い風切羽には一本の白い筋が鮮やかに入り、一部が金属的な光彩を放っています。 イカルでした。 「まだ生きているかもしれない」 そう思い、イカルをセンターで保護することにしました。

イカルは秋冬は平野部にいて、田んぼに落ちているもみなどを食べています。 夏になると山地の落葉樹林にやって来て、ヌルデやエノキ、カエデの実などを食べます。 太いくちばしを使って、硬い種子の殻を上手に割って食べるのです。 鹿沢の隣にある東御市はくるみの産地として知られていますが、あの頑丈そうなくちばしなら、くるみの殻だって割れそうです。