キノコのシーズンになりました。
今年の鹿沢はチビホコリタケ(ホコリタケ科・不食)があちこちに顔を出しています。

チビホコリタケ幼菌
チビホコリタケ幼菌

形がマッシュルームのようでおいしそうに見えるのですが、食用には適しません。
チビホコリタケなどホコリタケの仲間は、成熟すると色が黄褐色または灰褐色に変色し、頭部の中央に穴があいて、そこから煙のような胞子が飛び出します。

最近、鹿沢園地内で見つけた不思議なモノ! これは、なんだかご存知ですか?!

今年の鹿沢は梅雨が短く、暑い夏になりました。

関東甲信地方では6月29日に梅雨明け(速報値)となり、その後ぐんぐん気温が上昇していきました。
6月に梅雨が明けるのは観測史上初めて[1]のことです。

鹿沢に近い田代測候所では、7月15日に観測を始めてから最高となる31.0℃を観測しました。

レンゲツツジの名所として知られる湯の丸高原。
そこはかつて、牧場としての利用が盛んなところでした。

毎年レンゲツツジが開花する頃になると、群生地には牛が放牧され、往時の面影をしのぶことができます。

湯の丸高原はかつて牧場として栄えた
湯の丸高原はかつて牧場として栄えた

湯の丸高原は時代とともにどのように変わってきたのでしょうか。
そしてこれから、どのように変わろうとしているのでしょうか。

当センターでは、6月10日に自然体験ツアー「新緑の烏帽子岳とムラサキヤシオツツジ」を開催し、19名が参加しました。

当日の天気は、午前までくもり、午後から小雨の予報です。
天候次第では、コースの短縮を考えながらの出発となりました。

中分岐

タラノキ(ウコギ科)は、山林の伐採跡や、倒木によって日が差し込むようになった場所に好んで生える高さ2~4mほどの落葉低木です。
タラノキの若芽はタラの芽と呼ばれ、おいしい山菜として人気があります。

タラノキとよく似た植物にヤマウルシ(ウルシ科)があります。
ヤマウルシにはウルシオールという成分が含まれ、ウルシの葉や樹液にさわると、人によっては肌がかぶれることがあります。

タラノキとヤマウルシは姿かたちがよく似ていて、しかも同じような場所に生えています。
どちらとも葉が幹をぐるりと取り囲むようについており、全体は傘のような形にも見えます。

  • 葉の出方

    タラノキ
    タラノキ

    葉は2回羽状複葉。

    ヤマウルシ
    ヤマウルシ

    葉は奇数羽状複葉。

  • 若芽

    タラの芽
    タラの芽

    全体に鋭いトゲがたくさん生えている。

    ヤマウルシの芽
    ヤマウルシの芽

    若い枝は赤味が強い。

タラの芽と間違えてヤマウルシの芽を食べてしまうと、口の中がかゆくて大変なことになりますので気をつけましょう。

(F)

カエデというと、まっさきに思い浮かべるのは、秋の鮮やかな紅葉ではないでしょうか。
けれども、そのカエデが春にどんな花を咲かせるか、みなさんはご存知ですか?
いま鹿沢で咲いている3つのカエデの花を見てみましょう。

イタヤカエデ

花の色:黄色紅葉の色:黄色

イタヤカエデの花
イタヤカエデの花

鹿沢園地の清流の小径で見ることができる「3つのスギ」についてご紹介します。 4月21日から11月11日まで毎日開催中の「朝の散歩会」などにご参加の際は、探して見てください (^^♪

春の日差しを受けて、ザゼンソウ(サトイモ科)の花が顔をのぞかせています。

ザゼンソウはミズバショウの仲間で、冷涼な湿地を好みます。 花びらのように見えるのは、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるもので、いぼいぼの肉穂花序にくすいかじょを包んでいます。 この様子が、僧侶が座禅を組む姿に見えることが名前の由来です。

肉穂花序にくすいかじょ

穂状花序すいじょうかじょの特殊化したもの。多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生するもの。仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ。

この2つの写真は、浅間山の北側と南側を同じ日に撮影したものです。

北から見た浅間山
北から見た浅間山
南から見た浅間山
南から見た浅間山

同じ山でも、北と南ではこんなに雪の様子が違います。
「雪化粧」という言葉がありますが、春の浅間山はどうやら、

「南はすっぴんで北は厚化粧」

ということのようです。

山肌に白く雪をまといながらも、地下には熱いマグマをたぎらせ、
雪化粧を落として見せる浅黒い地肌もやがては緑に萌え染める春。

火山の表情は味わい深いですね。

(F)