雪山讃歌トレッキングは、歴史とゆかりある鹿沢で上質の雪を楽しむスノーシューツアーです。
冬の鹿沢に精通したガイドが、現代的にアレンジしたモダンコースをご案内します。

西堀栄三郎が踏み、猪谷いがや千春がシュプールを描いた雪の世界を感じてみましょう!

鹿沢は雪山讃歌発祥の地

雪山讃歌碑
雪山讃歌碑

京都帝国大学の山岳部員で、後に第一次南極地域観測隊の越冬隊長となる西堀栄三郎は、1927(昭和2)年1月、仲間とともに鹿沢で合宿し、吹雪に遭いました。そのとき、旅館に閉じ込められた一行が退屈しのぎに作ったのが雪山讃歌です。

上質の雪が黎明期のスキーヤーを育んだ

鹿沢温泉と高峰温泉間を結ぶ七千尺コースは、古くから知られる山スキーのクラシックコースです。
鹿沢におけるスキーの歴史は戦前にまでさかのぼり、鹿沢温泉の主人、小林亀蔵氏により湯ノ丸山の山麓にゲレンデが開設されたのは1928(昭和3)年のことでした。

猪谷千春写真:日本オリンピック委員会
猪谷千春

日本の近代スキーの草分け的存在である猪谷六合雄くにおは、鹿沢の雪質について、
「こんな上質なパウダースノーは内地ではめずらしい」
と、称賛したといいます。

彼の息子、猪谷千春は、日本人として初めて冬季オリンピックでメダリストとなった人です。
それは、親子で理想の雪を求めて全国を渡り歩く暮らしの末に手にしたメダルでした。

今でこそ、人工降雪機の普及によって、スキーは私たちにとって身近なものになりましたが、当時はスキーに適した雪を求めるのは大変なことでした。

鹿沢の上質な雪は、黎明期のスキーヤーたちを支えてきたのです。

雪山讃歌トレッキング 募集要項

期日
  • 七千尺モダンコース(池の平~湯の丸高原)
    2017年1月22日(日)08:00~15:00
  • 六千尺モダンコース(角間山)
    2017年2月26日(日)08:00~15:00
  • 冬山安全ガイダンス
    2017年1月21日(土)・2月25日(土)09:30~11:30

    冬の気象、雪崩の予測、低体温症についての知識等、冬山を安全に楽しむためのガイダンスを行います。
    トレッキングと合わせて受講されると冬山に対する理解がより深まります(参加無料)。
集合 鹿沢インフォメーションセンター
参加費
七千尺モダンコース

1500円(リフト・保険代等)

みどころ
  • 池の平湿原の大雪原
  • コメツガ大径木の原生林
  • 好天なら富士山や北アルプス、八ヶ岳などの大パノラマ
六千尺モダンコース

1000円(保険代等)

みどころ
  • 冬にしか行けない冬季特別ルート
  • 絶景尾根歩き
  • 好天なら四阿山や妙高山、浅間山などの大パノラマ
持ち物

防寒着、防寒ブーツ、ニット帽(耳が隠れるもの)、手袋、オーバーズボン、昼食、飲み物(保温ボトルに入れたもの)、行動食、スノーシュー、ストック、ザック、ウールまたは化繊の下着と厚手の靴下(綿100%の素材は不可)、サングラス

  • スノーシュー、ストックはレンタル可(500円)。
  • 昼食弁当の手配できます(700円)。
申し込み
問い合わせ

参加日2日前までに、(1)お名前(2)ご住所(3)電話番号(4)参加希望日を添えて、電話またはeメールのいずれかで鹿沢インフォメーションセンターまでお申し込みください。

  • TEL:0279-80-9119
  • eメール:infoこの文字は表示されませんkazawa.jp

こちらのお申し込みフォームから申し込むこともできます。

お申し込みフォームへ

特記事項
  • 当日の天候により、コースが変更となったり、中止となる場合があります。
  • 当日荒天が予想される場合は中止します。中止する場合は参加日前日の夕方にご連絡します。
  • プログラム中に撮影した写真は当センターの案内物やウェブサイトに使用させていただくことがあります。
主催 鹿沢インフォメーションセンター運営協議会