この春より鹿沢高原の案内人を務めさせていただくことになりました古川です。どうぞよろしくお願いします。

私は長野県より湯の丸高原の地蔵峠を越えてインフォメーションセンターに通っています。自宅から地蔵峠までの標高差は約1000mあります。今日はその通勤途中で見た風景をご紹介します。

写真1
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湯の丸高原の入口では山頂の緑と芽吹きを待つ木々が、はっきりとしたコントラストを見せていました[写真1]。山頂の緑はサワラ、その下はカラマツです。湯の丸から鹿沢高原にかけてはカラマツの人工林が多く見られます。

写真2
写真2

しばらく進むと奈良原用水路が現れます[写真2]。奈良原用水路は灌漑用として1694(元禄7)年に作られました。1949(昭和24)年のキティ台風により土砂で埋まりましたが、新張(みはり)地区を中心とした方たちの手によって今日の形に復旧されました。

写真3
写真3

用水路のほとりにはバッコヤナギの花が春の訪れを告げています[写真3]。バッコヤナギはこんな水辺の環境を好みます。そして、その樹液はカブトムシなどの昆虫の大好物なんです。この木を覚えると虫取り名人になれるかもしれませんね。