春の強風と寒さが続いていた鹿沢ですが、今日はよく晴れて朝8時の気温が17度となり、暖かな日を迎えています。 こんな日は絶好の散歩日和。標高1400mに位置する鹿沢の遅い春を探しに、かえでの小径を歩きました。
小さな湿原にハンノキの花穂が垂れている様子が観察できます。その先へ進むと陽だまりにはタチツボスミレが咲いていました。次第に湯尻川のせせらぎが近づいてきます。
川沿いにしばらく歩くとヤマエンゴサクの花に目が止まりました。ヤマエンゴサクはケシ科の植物で、他の花ではなかなか見られない青みがかった色をしていて、全草に有毒成分を含みます。
しかし、このヤマエンゴサクはウスバシロチョウの食草でもあるんです。どうしてウスバシロチョウはわざわざこの毒草を食べるようになったのでしょう?
そんなことを考えながら園地を巡ってみると、楽しいかもしれませんね。