秋晴れの高く澄んだ青空に、色づく木々の葉が映える季節になりました。 なかでも、真っ赤に色づくもみじの葉の鮮やかさは、これまで多くの人たちのこころをとらえてきました。 もみじは、古くは平安時代から歌に詠まれ、童謡・唱歌としても親しまれています。絵画や写真の題材にもよく取り上げられますし、もみじを型どったお菓子もありますね。

世界を見ると、カナダの国旗には、もみじの仲間である赤いサトウカエデの葉が描かれています。 そのカナダに旅行に来た日本人が、旅の記念に真っ赤なサトウカエデの葉を拾うと、それを見たカナダ人が、 「どうして掃除をしているの？」 と首を傾げた、という逸話があります。 そんなふうに日本人は、とても紅葉が好きなんですね。

鹿沢周辺では例年、10月10日ごろから下旬まで、もみじのほか、ツタウルシやヤマブドウ、黄色くなる白樺の葉の色づきなどが楽しめます。 10月下旬から11月上旬にかけては、カラマツの黄葉が見られます。 この時期になると、朝晩の冷え込みが強まってきますから、鹿沢へお越しの際は暖かい服装でお出かけください。