関東甲信地方に記録的な豪雪をもたらした2月15日から半月が過ぎました。 この一週間、鹿沢では温かい陽気が続いていて、雪解けがだいぶ進みました。
そのようななか、今シーズン最後となるスノーシューハイキングを実施しました。 豪雪でできた60cmの固い根雪の上に、新雪が10cm積もっているというコンディションのなか、参加者とともに村上山(1746m)を目指します。
寒くて厳しそうにも見える冬の山ですが、ひとたびスノーシューを付けて歩き出せば快適そのもの。 霧が立ち、神秘的な雰囲気に包まれている冬木立を縫うように進んでいきます。
時折、シジュウカラやコゲラの姿が見られ、季節は確実に春へと進んでいることが実感できます。
とは言え、冬の山はとても静かです。 眠るように静かなのです。
忙しい日々を送っていると、そんな静けさが、ふと恋しくなるものです。