この時期に鹿沢周辺で見られる白い花をご紹介します。

チゴユリ(ユリ科)

山地の林の中に生えます。
高さは15~20cmで、茎の先端に直径1cmほどの花を1~2個つけます。
地下茎で繁殖し、よく群生します。

ツバメオモト(ユリ科)

上信越高原国立公園指定植物

冷涼な山地の林の中に生えます。
高さは20~30cmで、茎頂に直径1cmほどの花を数個から多数つけます。
和名のツバメは鍔目、燕と諸説あります。
上信越高原国立公園の自然公園指定植物で、一般の採集は禁じられています。

ツマトリソウ(サクラソウ科)

上信越高原国立公園指定植物

亜高山の草地や林縁に生える高さ10cmほどの小さな多年草です。
7枚ある花弁の先端はしばしば淡紅色に縁取られます。
褄取り(つまとり)とは縁取りのことです。場所により縁取りのないものもあります。
鹿沢周辺では縁取りのない花がほとんどを占めています。

(F)

チゴユリ
チゴユリ
ツバメオモト
ツバメオモト
ツマトリソウ
ツマトリソウ