窯の中の様子
窯の中の様子

11月25日に園地内にある炭焼き窯で炭焼きを行いました。 鹿沢インフォメーションセンターでは、園地内にある風倒木や、危険木として除伐されたミズナラなどを炭にしています。

朝 7時10分に火入れを開始。 煙突からの排煙温度が65℃になるまで窯口で火を焚きます。 ベテランスタッフの指導のもと、焚きつけをどんどんくべていきます。 ところが、いくらくべても温度が上がるどころか、煙突から煙すら出ません。 3時間ほどたち、ようやくうっすらとした煙が出始めました。 煙の温度を測ってみると13℃あります。

煙の温度を調べます
煙の温度を調べます

さらに2時間焚き続け、昼になりました。 煙の温度に変化はありません。
「大丈夫なんでしょうか」
「ゆっくり時間をかけて、窯全体を温めるのさ」
こんな調子で半日が過ぎました。

午後になってから窯の様子に変化が現れました。 13時に窯内でくすぶっていた木が突然発火し、煙の温度は35℃に上昇。 そこから温度はぐんぐん上昇し、煙の量も増えてきました。

15時に排煙温度は65℃に達し、通気口を残して窯口を閉鎖しました。 火入れから8時間が経過していました。通気口は煙の様子を見ながら4~5日後にふさぎます。

作業を振り返ってみると、炭焼きは煙突から出る煙の温度・量・色・においをよく観察することが大事なのだと分かります。 煙は窯の中の様子を教えてくれる重要なサインなんですね。

辛抱強く、気長に、ゆらめく煙との対話を楽しんだ山仕事のひとときでした。

(F)