青空の下に咲くオオヤマザクラが鹿沢に春を告げています。
オオヤマザクラの花は赤みが強く、ベニヤマザクラとも呼ばれます。
枝の先端から出始めた葉も赤いですね。
葉っぱの赤ちゃんはとてもデリケートで、青い光に当たると傷ついてしまいます。
赤い色素には青色の光をさえぎり、若い葉を守るはたらきがあります。
沢べりにはイタヤカエデが花を咲かせていました。
イタヤカエデは秋になると葉が黄色く色づきますが、花も黄色なんですね。
山は日に日に色味を増していきます。
季節の縦糸に大地の横糸をくぐらせて、自然が織りなす春の風景です。
(F)