こんにちは、鹿沢インフォメーションセンターでございます。
台風10号の接近に伴い園地内は晴れたり雨が降ったりの不安定な天候が続いております。
8月後半は晴れた日が少なく至る所からカビの気配が・・・
早くスカッと晴れたお日様の光に包まれたい今日この頃でございます。
しかし、この様な天気ですと期待してしまうものがあります。
『キノコ』です。
お盆も過ぎるとニョキニョキと姿を現しはじめるキノコ。
視覚にも、味覚にも、楽しめるキノコ。
キノコはカビと共に菌類という生物群にまとめられます。
私たちが目にしたり口にするキノコは子実体と呼ばれる胞子をばらまくための器官で、キノコの本体ではありません。
植物に例えると花のような場所です。
キノコの本体は地中や木材の中に広がっている菌糸体(菌の集り)であるとされています。
写真のキノコはテングタケ科『タマゴタケ』(8月25日撮影)。
非常に美味しい菌です。
が、テングタケ科のキノコは猛毒を有するキノコが多数あるため注意が必要です。
特に、同じテングタケ科で有毒のベニテングタケと似ています。
ちなみに、キノコのうま味成分は良く加熱すると増えるようですので、『ほとんど』のキノコは生食してもうま味が無いそうです。
炭火でじっくりと焼いたタマゴタケと日本酒で。グっ☆
『ほとんど』とカッコしました。
これは、先日一緒に山歩きしていた地元のおっちゃんが、「腹減った!」と言って、
突然チチタケを生でムシャムシャ食べ始めた場面に遭遇したからです。
衝撃でした。
スーパーで売っているキノコですら生食注意の食物です。
おっちゃん曰く、
「昔から食ってた」
とのこと。
マジですかー。
さっそく真似して食べてみました。
以外に臭みも無く旨いです。
チチタケ特有のアノ乳液をチューチュー吸うと、幸せなうま味を味わうことが出来ました。
新鮮なものが良し。
ですが、良い子は真似してはいけません。
しっかり加熱がキノコの基本です。
紀元前のエジプトでも縄文の日本でも愛され食べられ続けてきたキノコ。
神の肉なんて言葉があるのも納得の神秘的な生物です。
こちらは、サマーウィークのクラフト作品。
大盛況に終わったサマーウィーク。
パタパタとインフォメーションセンターの板張りの床を駆け回る足音。
奇声交じりの笑い声。
怖いけれど一生懸命に頑張った木登り。
降りてきた後の君達は別人の様に自信に満ちた顔を見せてくれました。
山の日制定を記念して実施した高原ハイキング。たくさんの花や蝶との出会いがありましたね。
ブログ更新もままならないほど賑やかで忙しかった高原の夏。
過ぎ去ってみると、アッという間でしたが素敵な思い出をたくさん頂きました。
夏休み終了!!
静まり返った園地内。
今夜の台風が通り過ぎれば秋風になるかもしれません。
なぜか懐かしさも感じられる新しい季節の風。
またひとつ、季節が移り変わっていきます。
(H)