今年の鹿沢は梅雨が短く、暑い夏になりました。
関東甲信地方では6月29日に梅雨明け(速報値)となり、その後ぐんぐん気温が上昇していきました。
6月に梅雨が明けるのは観測史上初めてのことです。
鹿沢に近い田代測候所では、7月15日に観測を始めてから最高となる31.0℃を観測しました。
1位 | 31.0℃ (2018/7/15) |
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2位 | 30.6℃ (2018/7/18) |
3位 | 30.5℃ (2018/7/17) |
4位 | 30.3℃ (2018/8/5) |
5位 | 30.2℃ (2000/7/23) |
6位 | 30.1℃ (2011/7/17) |
7位 | 30.0℃ (1995/7/24) |
8位 | 29.9℃ (2011/8/10) (2001/7/5) (1994/7/1) |
花は開花の進みが早く、咲いた後すぐに散ってしまうものが多く見られました。
一方で、ここ3年ほど不作だったミズナラのどんぐりは、たくさんの実をつけています。
初秋の花であるツリフネソウも花数多く元気に咲いています。
暑いとはいえ、鹿沢の標高は1400mあり、平野部に比べれば気温は9℃ほど低くなります。
鹿沢はこれまでも高原の避暑地として利用されてきましたが、こうした猛暑・酷暑が今後増えていくならば、「暑さからの避難場所」として、より積極的な役割を果たしていくことが求められるようになるでしょう。
(F)