最近、鹿沢園地内で見つけた不思議なモノ! これは、なんだかご存知ですか?!
正体は・・・ 虫こぶ です!
虫こぶとは、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと。
虫癭ともいい、英語読みのゴール(gall)が使われることもあります。
虫こぶはさまざまな寄生生物の寄生によって、植物体の一部が異常な成長をすることで形成されます。
写真の虫こぶは、「ナラハヒラタマルタマフシ」といいます。
舌をかみそうですね!
虫こぶの名前の付け方にはこんなルールがあります。
寄生される植物 | 寄生される場所 | 形状-1 | 形状-2 | こぶ |
---|---|---|---|---|
ナラ | ハ | ヒラタ | マルタマ | フシ |
バッコヤナギ | ハウラ | ケ | タマ | フシ |
ブドウ | ハ | トックリ | フシ |
ナラハヒラタマルタマフシは、 通常、葉脈の中心(中脈)についていますが、ときどき支脈についているものもあります。
虫こぶの中には幼虫の部屋があり、幼虫は虫こぶの内側を食べて成長します。
成虫は春に羽化し、6月ごろ若い芽に産卵します。
(A)