残雪の多い4月の始まりとなりました。
4月2日現在の積雪は、鹿沢で50cm、湯の丸高原で75cmです。
道路は除雪されていますが、道幅が狭くなっています。
対向車や歩行者とすれ違う際はご注意ください。
鹿沢から近い気象観測地点がある草津では、4月1日に70cmの積雪量を観測し、1989年の統計開始以来、最多となりました。
グラフを見ると、積雪量がほとんどない年は連続しておらず、多い年は連続しやすい傾向が読み取れます。このことから予測すると、来年も残雪の多い年になる可能性があります。
残雪の多さは、春スキーなどを楽しむにはよい条件といえますが、一方で、なだれの発生には注意が必要です。
こんなときはなだれに注意!
- 寒気を伴う南岸低気圧の接近
- 短時間で急激に雪が積もりやすく、表層なだれの危険
- 急激な気温の上昇
- 融雪による雪塊の崩壊、雪庇の崩落、全層なだれの危険
残雪の多い春山へ出かける時は、事前に気象情報の収集を心がけ、なだれが発生しやすい気象が予想される場合は登山計画を見直し、安全に山を楽しみましょう。
(F)