インフォメーションセンターの入口にあるミズナラの枝にヤドリギがくっついています。 名前の通り、木に宿って育つ植物です。
ヤドリギは形の整った丸い茂みを作り、冬になるとそれが遠目にもよく目立つようになります。 年が明けると、門松などの松飾りをあちこちで目にしますが、西洋では冬にヤドリギを飾る習慣があります。
西洋の人たちにとって、このヤドリギはおめでたい植物で、玄関に飾ると恋が実る、首から下げると病気が治る、という言い伝えがあります。
ヤドリギは日本各地に広く分布する半寄生性の植物で、エノキ・ブナ・ミズナラ・クリなどの木に着生して育ちます。 果実は秋に黄色く熟し、キレンジャクやヒレンジャクが好んで食べに来ます。 種はねばねばしたものに包まれていて、果実を食べた鳥が木の上で糞をすると、種が木にくっつく仕組みになっています。