白銀の雪原で心も体もリフレッシュ!スノーシューハイキングに出かけてみませんか? 寒さに耐え春を待つ樹木の冬芽。動物の足跡。 普段では味わえない変化に満ちた冬の姿を見に行きましょう。
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12月1日から3月31日までの間、以下の通り開館日が変更となります。
どうぞよろしくお願いします。
11月11日に鹿沢で初雪が降りました。
この日、前橋地方気象台は、浅間山で初冠雪が観測されたと発表しました。浅間山の初冠雪は平年よりも14日遅い観測でした。
14日現在、鹿沢から湯の丸高原にかけては、一部路面に薄く雪が積もっていて、滑りやすい状態になっています。これからの時期、お車で鹿沢へお越しの際は、冬用タイヤ、またはチェーンなどの滑り止めが必要となりますので、ご注意下さい。
カラマツが見事な黄葉を見せています。 細い針状の葉が、陽を浴びて輝きながら舞い散るさまも美しく、秋の終わりを感じさせます。
春に桜吹雪あらば、秋に黄金吹雪あり──
園地を訪れた方から、そんな言葉を教わりました。 黄金吹雪舞う晩秋の鹿沢は、静かなときを過ごすのに最適な場所です。
鹿沢インフォメーションセンターでは、2階ビジターズサロンにおいて、『子どもパークレンジャー活動発表作品展』を開催中です。
「子どもパークレンジャー」は、国立公園の自然保護官(パークレンジャー)の活動を子どもたちが体験しながら、自然にふれあい、自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動で、環境省の事業の一つとして、全国各地の国立公園で行われています。
秋晴れの高く澄んだ青空に、色づく木々の葉が映える季節になりました。 なかでも、真っ赤に色づくもみじの葉の鮮やかさは、これまで多くの人たちのこころをとらえてきました。 もみじは、古くは平安時代から歌に詠まれ、童謡・唱歌としても親しまれています。絵画や写真の題材にもよく取り上げられますし、もみじを型どったお菓子もありますね。
園地のあちこちにきのこが顔を出しています。
鮮やかな赤い色をしたきのこはタマゴタケ(テングタケ科・食)です。傘には条線があり、ひだと柄は黄色をしています。毒きのこのベニデングダケと似ていますが、食べられます。 とはいえ、テングタケ科のきのこは毒を持つものが多いので、食用に際しては十分な注意が必要です。
9月13、14日に、今年2回目となる、湯の丸レンゲツツジ群落保護増殖ボランティア活動が行われました。 この活動は、住民・ボランティア・関係団体・行政などが一体となって、湯の丸レンゲツツジ群落の保全に取り組むことにより、環境教育の機会の整備・普及を目指すものです。
レンゲツツジ群落がある湯の丸高原周辺は、もともとは火山性の地質・地形の影響で木が生えにくいところだったようです。こうした立地を生かして、1904(明治37)年から牛馬が放牧されるようになりました。
秋の高原に、エゾリンドウの青い花が鮮やかです。
エゾリンドウは近畿以北に分布し、日当たりがよく、やや湿ったところに生えていて、濃い青紫色の花を咲かせます。花は晴れて気温が上がる日中に開き、夕方になると閉じます。
リンドウは秋を代表する花で、多くの花が咲き終わった頃に花を咲かせます。花は野趣と美しさに富み、古くから多くの日本人に親しまれてきました。リンドウは、ここ鹿沢が位置する嬬恋村の村花にもなっています。
小さな湿原にあるガマから穂が出てきました。
ガマは水辺に群落を作る大型の多年草で、高さは1.5mから2mになります。 種の入った穂は、まるでソーセージのような形をしています。 穂が風に揺れてなにかにぶつかると、中から綿毛のついた種がモコモコと湧き出すように出てきます。 一つの穂に入っている種の数はおよそ35万個ほどで、出てきた種は風に乗って飛んでいきます。
花の盛りは過ぎて、園地には実をつけている植物が目立つようになってきました。 そのうちのひとつに、ヌスビトハギがあります。
ヌスビトハギの実は写真のような形をしています。 この実の形が、抜き足差し足で忍び込む泥棒の足あとに似ていることからこの名がつきました。
園地の来訪者にこの実を見てもらうと、いろいろな反応が返ってきます。 なかには「メガネハギ」とか「エダマメハギ」と呼ぶ人もいます。 みなさんにはどんなふうに見えるでしょうか?
鹿沢園地サマーウィーク期間中の8月7日に、嬬恋産の藍の生葉を使った草木染めを行いました。 染めたい布を藍の染色液に10分ほど浸したあと、広げて日光で乾かせばできあがりです。
染めたばかりの時は緑色をしていますが、次第に青くなっていきます。 染める前に布を糸などで所どころしばっておくと、その部分は薄い色になり、模様をつけることができます。参加者は星形やハートマークなど、思い思いの模様作りを楽しんでいました。
長い距離を移動することで知られる蝶アサギマダラの観察会が、さる8月3日に小桟敷山(こさじきやま)(1,852m)とその周辺で行われ、総勢14名が参加しました。 小桟敷山の途中にあるせんべい平では、多くのアサギマダラを観察することができました。
朝、センターの入口の前で一羽の鳥が横たわっていました。 太くて黄色いくちばし。 黒い風切羽には一本の白い筋が鮮やかに入り、一部が金属的な光彩を放っています。 イカルでした。 「まだ生きているかもしれない」 そう思い、イカルをセンターで保護することにしました。
イカルは秋冬は平野部にいて、田んぼに落ちているもみなどを食べています。 夏になると山地の落葉樹林にやって来て、ヌルデやエノキ、カエデの実などを食べます。 太いくちばしを使って、硬い種子の殻を上手に割って食べるのです。 鹿沢の隣にある東御市はくるみの産地として知られていますが、あの頑丈そうなくちばしなら、くるみの殻だって割れそうです。
上信越高原国立公園で最高峰の浅間山(2568m)は、世界有数の活火山です。山体は黒斑火山・仏岩火山・前掛火山の3つの火山から成る複合火山で、火口は常時噴気し、北側は噴火の際に発生した溶岩流により形成された「鬼押出し」と呼ばれる奇岩景勝地が広がっています。
浅間山の溶岩は粘り気が強く、ガスや水蒸気を逃がしにくい性質があります。このため、噴火に至ると爆発的なものとなり、火山礫などの噴出物を飛散させ、噴煙を高く上げます。この噴火様式をブルカノ式噴火と言います。
鹿沢の自然とふれあえる特別な8日間、それが鹿沢園地サマーウィークです。 期間中はさまざまなイベントがあり、どなたでも気軽に参加することができます。
野草園が見頃を迎えています。 色とりどりの花の脇にある解説板を見ながら歩いてみましょう。
■キンバイソウ 〔金梅草〕 キンポウゲ科
オレンジ色を帯びた黄色が鮮やかな花で、夏の高原でよく目立つ。 花びらのように見えるのはがくで、花弁は中央に直立している。
ミツバチは数が増えてくると、新しい女王蜂を育て、引越しをします。これを分蜂(ぶんぽう)といいます。
分蜂は春から夏にかけて行われます。まず古い女王蜂が働き蜂の半分を引き連れて巣を離れます。次いで新しい女王蜂が残りの働き蜂を連れて出て行きます。こうしてミツバチは増えていくのです。
小桟敷山(こさじきやま 1852m)は浅間山のやや北西に、桟敷山(さじきやま 1915m)ときょうだいのように並んでいる山で、どちらも山頂が平らなのが特徴です。 豊かな自然が残され、盛夏には長い距離を移動することで知られるアサギマダラが訪れます。 夏休みの一日、環境省登録パークボランティアと一緒に自然を見つめてみませんか?
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